女子高講師の手ぶら旅行記

好きな航空会社はフィンエアー、好きな空港はヘルシンキ・ヴァンター空港です。

【大学通信教育部のすゝめ】

【大学通信教育部のすゝめ】

 

僕は大学は夜間学部でした。今は無き第二文学部。もともと夜間志望だったので昼間の学部を蹴って入りました、まあそれはいいんですが、いくつかのメリットを確信して入学し、そこで4年間学び、正解だったと思っています。

夜の授業だけで4年で卒業できるのは当然として、第一文学部と比較すると、学費は半分くらい、にも関わらず、教えてくれる教授は同じで、卒論までちゃんと見てくれる。大学院の進学率は当時一文が10%、二文は9%とさほど変わらない。勉強に関しては何の遜色もなし、どころか、僕の印象では夜の授業のほうが実験的な授業をやっていたのではないかと思われる。若い先生の授業とか、「専修」の再編とか。

サークル活動に関しては昼夜差別なし。グリークラブにおいて当時憧れのトップテノール4年の箱守さんは第二文学部。箱守さんのソロを聴いて強く入部を決意する。そんな僕も、僕の一つ上の増子さんも第二文学部で学生指揮者になった。
例えば他大学では「二部サークル」とか言って、昼と夜の区別があったようだ。とは言え他大の実情は知りませんが、早稲田は全く差別・区別なし。

学生は、第二文学部のほうが多様性があったように思う。バリバリの社会人、現役OL、あるいはリタイアした人が再び学ぶ場として、とても刺激的な環境だった。多くの人は、自分で学費を払っていたのではないだろうか。そんな人のほうがよく勉強するのだと思う。自分の金を無駄にしないように。僕も演劇博物館の「学生職員」として学費相当分は稼がせてもらっていた。職場でも大変お世話になった。

さて、僕はある時、通信課程でも単位を取ることにしました。大阪芸大の通信教育部に入り、卒業はしませんでしたが、教育実習をはじめとした音楽の教員免許に必要な50〜60単位を取得しました。
通信教育部にもいくつかのメリットがありますが、一番は学費が安いということ(通学課程のだいたい1/10)ですが、他にも、在籍できる期間の長さ(入学から最長12年)、入学のしやすさ(9月入学は当たり前、出願期間も1年中)、休学・復学のしやすさ、地方の人間でも東京の大学に入学して学べる(一部、通学して授業受けること(スクーリング)は必要だが)などのことがあります。
デメリットとしては意思が強くないと続かない、サークル活動ができない、世間的な認知度の低さ、などがあるかもしれません。

で、本題です。
こんな世の中、ほとんどの大学が面接授業できてません。通信課程を持つ大学は、そのノウハウを存分に活かすときが来たと思います。学生から見ると、突貫工事のオンライン授業よりも、すでに実績のある通信教育部のほうがしっかりとした教育が受けられるはずだと感じることでしょう。
高い学費を払って上京してきたけど入学式だけしてそのあとロクに授業せず、紙のレポートだけ課せられて、実家にも帰れず、という若い人を知っています。もし間に合うようであれば通信教育部へ再入学してもアリなんではないかとすら思います。伝統ある玉川大学佛教大学日本大学慶應義塾大学、そして早稲田にもeスクールの学部があります。おそらく他にも、新しい大学は特色ある教育をしているのではないでしょうか。放送大学は一番授業を受けやすいでしょうね。全科生なら各種学割も使えます。

今、従来の通学課程が「質の低い通信課程」になってるようなことであれば、これまで頑張ったきた通信教育部が着目を集めることが必至です。従来の通学課程の大学で教えている人、学生の学費で飯食ってるような人には、今後の学生流出、その覚悟をしてもらいたいと思います。

通信課程は確かに大変です。自分から勉強する強い意思がないと4年間持ちません。でも多分、今後はより注目を浴びてくると思うし、これまではなかったようなオンラインの学生同士のコミュニティもできてきてお互い励ましあったり教えあったり、オンラインでのサークル活動も活発になったり、ゼミや卒論指導も面接授業と遜色のない、いやそれ以上の教育を受けられるようになっているのではないかと思っています。

ということで僕は全ての世代に通信教育部を勧めたいです。サイト見てみるだけでも楽しいですよ。武蔵美の通信とか。

法政大学の通信教育部のサイトだけ、ここにリンク貼っておきます。妙に、自分の中に学ぶ意欲が出てきませんか?
何の回し者でもないので、通信教育部への入学を検討している人はなんでも相談に乗りますよ。

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法政大学通信教育部

70年を越える歴史と伝統を礎に、通学課程と変わらない質の高い教育を提供。

本学通信教育部は、1947年、大学通信教育課程として日本で最初に開設された歴史と伝統ある通信教育部です。
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