女子高講師の手ぶら旅行記

好きな航空会社はフィンエアー、好きな空港はヘルシンキ・ヴァンター空港です。

世界でも珍しい?機内をスケッチする男

今回は機内をスケッチしてみました。

3列シートを独占して機内食が食べられる喜びを描きました。航空会社はもちろん、フィンエアーJGCプレミアとしてエコノミーコンフォート席が無料で指定できました。

 

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夢中に描き進めたので完全な下絵状態の写真を取り損ねました。


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濃い部分と明るい部分を大事に育てながら描いていく、そんな感覚で僕は描いています。

 

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こんなふうになりました。


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iPhoneで明るさ・コントラストを整えます。


今回これを描きながら、ゲルハルト・リヒターモノクロームの作品を思い浮かべていました。

以下は2016年にシカゴ美術館に行った時に自分で撮ってきた写真です。

 

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遠くから見るとこんな感じ。

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近づいていくと、どのように描かれているか分かってきます。


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だいたい3〜4階調といったところでしょうか。近づくと境目がはっきりしていないことがよく分かります。


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少し離れるとこんな感じ。


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別の作品は、犬。

近づくと...


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こんな感じ。

 

僕はリヒターは大好きなので、この手法を参考にしながら自分の鉛筆スケッチに活かしていこうかなという発見のある今回のスケッチになりました。

 

(おしまい)

 

 ※ 他の「スケッチ編」はここからご覧頂けます。

https://www.haatablog.com/archive/category/sketch

 

 

 

プラハの街並みをスケッチ

2017年12月に訪れたときに自分で撮影した写真を元にスケッチしてみました。

紙はケント紙、鉛筆は6BとHBの2種類、あとは消しゴムを使いました。

 

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元の風景はこんな感じです。

こういう、奥行きがある構図で、陰影がハッキリしているものが(描きやすくて)好きです。プラハを歩くとこんな風景がゴロゴロしています。


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下絵として今回は6Bで線画を描きます。


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いつものようにまずは濃い部分を塗る。これはもう自動的!


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中間の濃さの部分、細かい箇所を少しずつ入れていく。指で押さえてボカしたり。


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ボカすと陰影が損なわれるので、もう一度、明るい部分、暗い部分を強調する。


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全体の光の加減を考えて整える。


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こんな感じになりました。


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iPhoneでフィルタかけてみたり。

 

建物の細部まで書き込めず自分の限界を感じます。

でも、チェコは自分が行った最初の国(のひとつ、もうひとつはハンガリー)で、プラハは大好きな都市の一つですから、また別の風景を描くのをチャレンジしようと思っています。

 

(今回は短いですが以上です)

 

 ※ 他の「スケッチ編」はここからご覧頂けます。

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台湾・台北駅をスケッチ 駅の内部のお店、周辺の牛肉麺、タピオカミルクティー

2019年7月の台北旅行1日目の様子です。

 

 

空港から台北駅へ

 

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台北桃園空港に着いた僕は、12:00過ぎにMRTに乗り込みました。wifiが使えてありがたい。

 

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車窓から。地図を見るとこのあたりは棒球場とか、同球場、籃球場とかが多いようです。それぞれ、なんの意味か分かりますが。答えはこの日記の最後に。

 

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快適なMRTで30〜40分、台北駅に着きました。ただ、とても広いのでひとまず台北車站 Main Stationの方向へ進みます。地図によっては臺北車站と書いてありますが同じことです。

 

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とても清潔で洗練された空間を進みます。

 

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地下街も楽しいのですが、とりあえずまっすぐ進みます。

 

途中、弁当屋さんが。

 

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「臺鐵便當」と書かれると何かイカツイですが、お弁当屋さんです。繁体字がかっこいいです。

 

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なかなか繁盛してました。お昼時ですしね。そそる気持ちをおさえて先へ進みます。

 

Station Hall をスケッチ

 

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台北駅の憩いの場所、車站大應をスケッチします。(「應」の字が見つかりませんでした...)

 

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この構図にします。

 

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いつものようにまずは下絵を描いて、

 

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濃いとこ塗って、

 

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中間色入れて、

 

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ハイライトと、もう一度濃いところ塗って、

 

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だいたいこんなもんで。

 

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フィルタかけてみたり。

 

台北駅周辺で牛肉麺を食べる

 

さて、そろそろ何か食べようと、駅構内のお店を物色しますが、結構な数の日本のショップが日本語で店を出していることに驚きました。

 

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ビアードパパの作りたて工房。

 

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Uncle Tetsu's shop。

 

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とんかつ まい泉

さて、実は事前に、食べようと思ってたものを決めていたので、そこへ向かいます。

 

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駅の外へ出て、だいたい5分くらい歩いていきます。劉山東牛肉麺というお店。

 

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goo.gl

 

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ググって日本語で紹介されたサイトを見て来たせいか日本人も多く、店員さんも日本人の扱いに慣れたものです。でも多くの台湾人と混じって地元メシを食べられて楽しいです。味はもちろん美味しいです。400〜500円くらいでした、たぶん、現地では割と高め(夜市だともっと安く食べられるので)。でも台北駅徒歩圏内で朝から夜までやってるので利用しやすいと思いました。

ごちそうさまでした。

 

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三越に寄って例のやつ食べます。

 

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これも高級なほうのやつ。400〜500円。

 

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だいたいカップルや家族で来ている人が多くて、オッサン一人でタピオカミルクティーは少し寂しいものの、店員さん優しくて、くつろげました。

 

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その後、main hallに戻って、台北在住のすばらしい後輩と久々に再会、地べたに座り込みながらスタバのコーヒー飲みながら談笑。

 

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空港から台北駅に来ただけですが、それでも地元に溶け込んだ気分になれた、充実した半日でした。

 

旅としては 台湾の離島・馬公1泊旅行記【その1】 に続きます。

 

※ 他の「スケッチ編」はこちらから

https://www.haatablog.com/archive/category/sketch

 

追伸 

棒球・・・ベースボール

同球・・・台北の三重ということろに「萬善同球場」というのがあったので、「同球」というスポーツなのかなと思って調べても出てきません。いろんな球のスポーツができる球場、という意味なのか、すみません、引き続き調査します。。。

籃球・・・バスケットボール

スケッチ旅行フィンランド・ヘルシンキの鉄道、ドミトリーの部屋、スーパーマーケット

2019年にヘルシンキを訪れた時に泊まった宿までの道順と、その部屋を(後日)スケッチした様子を記したものです。

過去の旅行写真を用いてあとでスケッチしているわけですが、スケッチ旅行風の旅行記と考えて楽しんでいただけるでしょうか。後半にスケッチの様子が出てきます。

※ 他の「スケッチ編」はここからご覧頂けます。

https://www.haatablog.com/archive/category/sketch

 

大好きなフィンエアーヘルシンキへの機内

 

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この時僕はソウルからヘルシンキ入りしました。映画「Bohemian Rhapsody」や「Rocketman」を見ながら10時間、快適に過ごしました。この写真の段階ではフライド残り時間2時間を切りました。最後の食事をいただきます。

 

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ソウル発の便らしく、プルコギが、味付けも濃くて美味しかったです。

 

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食後のコーヒーと、これは「Geisha」チョコをもらいました。美味しいですよ。

 

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モニタで着陸する様子を見ながら、無事、着陸。

 

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僕の大好きな空港、ヘルシンキ・ヴァンター空港に着きました。

 

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今回はArrivalへ向かい、これからヘルシンキ市内へ向かい、1泊して、早朝の便でロンドンへ向かうことになっています。

 

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「Railway Station」という標識を目印に、2015年にできたという新しい鉄道に初めて乗ります。

 

ヴァンター空港からヘルシンキ市内へ鉄道で

 

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入国したらただ鉄道の案内を見て歩いていくだけ。このような長いエスカレーターを降りていきます。

以前来た時はまだ鉄道は開通していなくて、バスにのって市内へ行ったのを思い出します。

 

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例によって駅のホームまで改札などはなく、何もせずに車内に乗れてしまうので注意してください。ホームの券売機、4.6ユーロで市内まで行く切符を、クレジットカードで購入しました。

 

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駅のホームはこんなにおしゃれです。

 

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グリーンの電車が来たので乗り込みます。

同じホームに上下線2つの列車が入ってきますが、どっちに乗っても市内までの時間はさほど変わらないので、来たら乗る、それだけでOKです。旅行者にはありがたいですし、環状線にしておくなんて、頭いいですね。

 

 

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車内はこんな感じ。

 

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広くて綺麗です。軽い雨の日だったので床はちょっと濡れていますが。

 

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途中の駅を見て楽しみながら、

 

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ヘルシンキ中央駅に到着しました。

 

車窓から撮影していた映像をただ繋げたものがあるのでここに載せておきます。

https://youtu.be/u8zgq1hFCcI

 

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ヘルシンキ中央駅の正面から外に出て、トラムを探します。

 

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トラムの駅まで少し歩きます。僕は傘を持ってきていなかったので、フードを深く被り持ちこたえます。スマホが雨に濡れて操作しにくいですが、

 

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マップを見ながらトラムの駅までなんとか辿り着きました。

 

トラムに乗り継いで宿へ向かう

 

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結構、乗っていますね。こうやって現地の人の足である公共交通機関に乗っているだけで「乗りこなしているぜ」と感じることができて、とても楽しいです。

 

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ヘルシンキ交通機関はアプリで乗車券が変えたり、お得なデイチケット、ゾーン制などいろいろあるので、またこんど説明したいと思います。

 

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マップを見ながら、予約した宿の最寄駅で降りました。ほんとは中央駅から歩いて行ける距離なんですが、雨だったのと、トラム乗りたかったので。

場所はここです。

 

g.page

 

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ヘルシンキの中心地徒歩圏内で6000円ということでここを選んでみました。

スタッフも親切でよかったです。

 

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この「Morning sauna FREE」がすごく気になりましたが、次の日の早朝5時には出発したので、今回は利用しませんでした。

 

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ちょっと濡れたので、フロントでドライヤーをお借りして。助かる〜。

 

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もともと大学の寮だったのを宿にしたような部屋。個室だし、シャワーとトイレもついているので問題ありませんでした。

 

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さて、少し休憩して、この部屋をスケッチしてみようっと。

 

 

スケッチする

 

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実際には2020年の4月にこの部屋の写真を見てスケッチします。

百円ショップで買ってきた子供用のスケッチブックを使ってみます。

 

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もういつもと同じです。アタリをつけて、

 

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濃い部分を探して塗っていきます。

 

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狙いとしては、窓からの光を大事にして、外に抜けるような構図で部屋の中の空間を出してみたいと思っています。なので、実際の明暗よりもおおげさに描いていきます。

 

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ちょっと塗りすぎかなと思ったら消しゴムで抜いたり、角をととのえたりします。

でも基本的にガンガン塗っていきます。

 

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パースペクティブに沿った線を活かしつつ、消しゴムの流れもそれに沿わせて入れていきます。

 

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だいたいこんなもんかな、と思って、これでよしとします。

実は、やはり紙がいいものではないので、強く塗っていくと紙の目が潰れてしまい、濃い色の限界にすぐ達してしまいます。

 

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こういう箇所なんですが。なので、お腹もすいてきたし、ここまでにしとこうっと。

 

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例によってフィルタかけてみたり。コントラストを上げてみました。

すごく清潔な部屋ではなくなりましたが、空間は出せたのかなと思います。

 

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今回こういう感じで描いていきました。

 

※ 他の「スケッチ編」はここからご覧頂けます。

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窓からの風景です。

 

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部屋を出て、ロビーを物色してみます。ジュースはすべて2ユーロ。日本より少し高いですが、物価がヤバい北欧では安い方です。

 

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コーヒーメーカもありました。フィンランド人もコーヒー大好きのようです。

 

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ロビーの様子。誰もいませんでしたが、オシャレですね。

 

ちょっと買い出し

 

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近くのスーパーに来てみました。

 

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翻訳アプリを使って商品を見てみたり。

 

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結局、水と、クロワッサンと、何かのパイを買って、部屋で食べました。500円くらいでした。

次の日早いで、この日はシャワー浴びてすぐ寝ました。

トラム乗ってスーパー寄っただけで何も観光らしきことはしていませんが、これでもとても楽しいです。

 

 

(今回はここまでです)

 

 

女子高での指導例 オンラインスケッチ旅行のすゝめ

こんにちわ。今回は僕の授業で展開しているオンラインスケッチ旅行の指導例・学習例を紹介します。(昨日までタイトルでは「ススメ」としていたのを今回は「すゝめ」としてみました)

 

 

オンラインスケッチ旅行の考え方が生まれるまで

 

Googleストリートビューや、Wikipediaコモンズなどから、気に入った風景を選び、トレースしながら、陰影をつけて、鉛筆作品として仕上げるというのを僕の授業やっています。

 

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授業風景(モザイク多め)

 

きっかけは修学旅行の事前学習でした。

ヨーロッパや北米に修学旅行へ行くようになって、現地での過ごし方はもちろんですが、「旅は3度楽しい」ですから、行く前と、帰ってきてからも何かしらの方法で授業に絡めたい。

行く前に現地のことを調べてクラスでプレゼンしたり、文化祭で展示コーナーを作ったり、旅に持っていくしおりを作ったり、していました。それとは別に、旅先での注意点、過ごし方、荷物、訪れる美術館の下調べ、なども事前学習になります。

 

一方で、欧米を訪れる際の生徒の反応を長年見ていると、女子高生は、お土産を含む買い物、現地のイケメン、現地のファッションに並んで、現地の街並みに強い興味を持つ子が多くいました。

現地の街並みは今や、インターネットでいくらでも見ることはできます。そこで、行く前に現地の街並みを味わってしまえばいいと考えました。そのためには、その風景を描いて仕舞えば良い。

僕のクラスには高い集中力で絵が描ける子が毎年たくさん入ってきます。僕の期待通り、熱心に取り組んでくれました。

 

実際の授業の様子

 

まずは、自分の関心のある国や都市、もしくは実際に修学旅行で訪れるランドマークを調べてネットで徘徊することを勧めました。

描く写真の著作権に配慮して、Wikipediaコモンズを使うことを勧めたり、去年の先輩や先生が行った時の写真を提供してもらってそれらの写真を見てもらいます。

 

現地の風景を味わい、絵に描くことでその風景を噛み締めることができ、実際に現地に行った時に自分が描いた風景に出会うという「一度しかできない体験」をしてほしいというのが狙いなので、基本的な描き方は自由です。

そんな中で生徒の要望が多かったのは、トレースの初期の段階では「部屋を暗くしてほしい」というものでした。

ただし、あまり暗くしすぎたり、長時間やりすぎると眠くなってきたり、気分が悪くなる場合もありますから注意が必要です。


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画面に紙をテープで固定して、このようにトレースしていきます。


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これはチェコプラハの風景で、僕が自分で撮った写真を加工して、実際に僕がポールペンで描いている途中の写真です。

トレースする素材は、印影がはっきりしているとやり易いので、Photoshopでフィルタをかけたり、明るさ・コントラストの調整をすることを勧めました。このあたりにPhotoshopの使い方の指導を(ほんの少しですが)織り交ぜています。


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最初から鉛筆描写風フィルタをかけて、模写するということもできる、ということも授業では紹介したりしました。

 

まとめ

 

デジタルの画像をトレースするというと、どれも同じような絵になってしまうのではないかと思う人もいるかもしれませんが、心配ご無用です。どうしたってその人の鉛筆のタッチやクセは出るもので、課題として提出された完成作品の全ては、この世に2つとない作品ばかりになります。権利上、ここでそのような生徒の作品を紹介できないのは残念ですが、

毎年、たくさんの素晴らしい生徒の、たくさんの素晴らしい作品に出会うことができるのも、高校講師として大変幸せだなと思うことの一つです。

 

さて、実際に、オンラインスケッチをして、いざ修学旅行へ行き、自分が描いた風景の実際の場所に足を運んで、感慨深く過ごせたという子がいました。

是非皆さんも、旅行の行き先の風景をスケッチしてみて、その風景と現地で会うという体験をしてみては如何かなと思います。

 

ちなみに、「手ぶら」を推奨している当ブログでは、行く前のスケッチだけではなく、実際に自分が行ってきた場所の、自分で撮ったきた写真を使って、帰国後にスケッチするということもお勧めしたいです。これは実際に当ブログで既に何回か紹介しました。現地でやることはスマホで写真を撮り、その現地での音や匂いを充分味わってくることだけです。

実は、手ぶらを諦めてペンと紙を持って旅行先でスケッチしてみるというのをやりたくてウズウズしてるんですが、新型コロナの影響で全く海外には出られず、家で悶々と過ごしているわけなので、実際はオンラインスケッチしかやり用がないという、今日この頃ではあります。。。

最近では大学や高校のオンライン授業というのがこれまでになく必要とされてきています。本日のこのブログも、オンラインの課題として、教材として提供できるように、自宅で、iPadと紙と鉛筆があれば取り組むことが出来るようにと、記しているところであります。

 

ということで、このブログではまた引き続き旅行記を中心に、スケッチや手ぶら、実際の教育現場について書いていきますので、もしろよしければ引き続きご覧ください。

 

ありがとうございました。

(今日はおしまい)

 

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スケッチ旅行のススメ ベルリン・ブランデンブルク門

 ※ 他の「スケッチ編」はここからご覧頂けます。

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今回はベルリン・ブランデンブルク門をスケッチします。

元画像は過去に自分で撮ってきたものを使います。

 

 

1.トレースする

 

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今回、この写真をあからさまにトレースして下絵を描いてみようと思います。

この方法は僕が女子高の授業でも、許可しているというか、推奨しているというか、そういう方法です。パソコンの輝度を最大に高くして、部屋を少し暗くします。

このとき、トレーシングペーパー出ない限りは、安いぺらぺらの紙のほうがやりやすいです。

 

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こうやって当てがって、


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ちょんちょんちょんとアタリを頂いていきます。


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こんなふうに。めちゃ楽ですね。

これに慣れるとほんとうの野外でのスケッチはできなくなるかもしれないとう禁断の?方法です。でも、誰でも気軽にスケッチできるという意味ではおすすめの方法です。

デッサンのときに実際の物理的な「デスケール」という枠で構図をとるやり方もありますが、野外でやるならあれ使いましょうかね。あれのつもりで今回、パソコンのモニタから直接トレースします。これは2〜3分くらいでできてしまいます。


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本当に、だいたいでいいので、細かいところは無視してとっていきます。

 

2.暗い部分を塗っていく


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毎度毎度ですが、暗いところを塗っていきます。

単純作業ですが、僕は楽しいです。

トレースしているのでそんなに大きく構図がくるうことはありませんが、

微調整しつつ、また、「こんな形だったんだな」と形態を確認するかのごとく、陰影を探して塗っていきます。(陰と影、shadeとshadowこれに関してはまたの機会に。)


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人間、一番印象的な部分を描き込んでしまいがちだと思いますが、やはりこの6本の柱から塗り始めました。


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それでも、一部に執着しすぎずに、徐々に全体を塗っていきます。


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この門の前の空間がひとつの大きな箱の内部だと思って、塗っていきます。

 

3.中間色と輪郭を入れていく


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がっしりとした巨大な建築物なので、輪郭もはっきりさせたい。中間色をHBで入れていきつつ、パシっとした輪郭が欲しい箇所を押さえていきます。


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ついでに「クロスハッチング」を意識して、パースに合わせた線を入れていきます。

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こういう、縦横斜めの線のことを言っています。これが結構、なんだかんだで、効くんですよね。

 

4.消しゴムがけと全体の調整で完成


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消しゴムがけをしていきます。


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暗い部分をもう一度押さえて、完成とします。

 


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今回こんなかんじで進んでいきました。

 

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これを描いているときに海外から問い合わせがあり、

「この赤い部分の明るいラインは消しゴム?」とご質問いただきまいしたので「そうです、消しゴムです」とお答えし、

「青い部分は?」とご質問いただきましたので「消しゴムがけしているときに紙が"クシャッ"ってなって妙な折り目がついたものです」とお答えしました。

安い紙だとそんなことになってしまいます。トレースには薄い紙が向いてるんですけどね...

 

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iPhoneでフィルタをかけてみたりしました、が、

 

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いつも思うことがあるんですが、完成に向かう途中の段階のほうが、魅力的なことがあります。こうして並べて見てみると、実際どうですかねえ...なかなか、難しいもんですね、「絵」って!(笑)

 

 

ということで今日はドイツの首都、ベルリンのシンボル、ブランデンブルク門でした。

(以上です)

 

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スケッチ旅行のススメ ロンドン編

ロンドンもたくさんスケッチしたくなる箇所があるんですが、今回は自分の撮った写真の中からたまたまいい感じに撮れた動きのある構図のお気に入りの写真を原画として使って描いてみます。

結論としては難しくて納得のいく出来ではないのですが、せっかくなので日記として投稿しておきます。

 ※ 他の「スケッチ編」はここからご覧頂けます。

https://www.haatablog.com/archive/category/sketch

 

 

今回の素材と道具

 

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ウェストミンスター駅付近を歩くロンドンの人々を切り取った、僕が2013年に行ったときに自分で撮ってきた写真を使うことにしました。

あとの道具はHB鉛筆、4B鉛筆、A4用紙、消しゴム、です。

 

1.あたりをつける


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この写真の場合、自分の中では明らかに一番前の女性なので、そこから描きつつ、全体をとっていきます。


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「透視図法」という言い方がありますが、余計なモノは画面からどかして、風景全体を「透視」するつもりで描いていきます。ただ、このとき、消失点がおかしいです。うまく描けていません。でもそれにすぐ気づいて、ちょっとづつ「ごまかして」いきます。

 

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ここですね、やりながら、「?」おかしい、と思って描いていました。


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でも人物を置いてごまかしてしましました。

 

2.陰影をつける


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描くというよりは「塗る」作業です。4Bとかで塗っていきます。これはもう自動的に、どんどん塗るだけです。あまり何も考えません。わりと楽しい段階。

 

3.中間色を入れていき、ついでに形も整えていく


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このとき、写真はほとんど逆光なんですが、それでも影を見つけて、「一番暗い部分」の次の部分を探し、ちょっとづつ塗っていきます。

 

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中間色を塗っていくと、2でやった一番くらい部分が損なわれていきますので、また再度、「ここはもっと暗いんだよ」と言い聞かせながら塗っていきます。

 

4.ハイライトを意識しながら全体を整える

 
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消しゴムで、明るい箇所をなるべく際立たせます。だたこれには限界もあって、このようなコピー用紙では表面がツルツルになってきてしまっています。

ちなみに消しゴムは「ぼかし」を出すのにも有効なので、この段階で全体を消しゴムがけしました。

 

5.最終調整


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なかなか空気感が出ないので悩みながら、イラスト風でいいやと覚悟を決め、


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輪郭を強調させて、「紙の限界」と自分で言い訳しながら、覚悟を決めて全体を調整します。

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特に地面に覚悟を決めて、パースペクティブに合わせて光を差すことにしました。

 

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iPhoneで陰影を調整してみたものがこちら。

 

まとめ

 

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今回、並べてみると、こんなふうに描いていきました。これでも全行程70分くらいかかっています。

落ち着いて見ると、地下鉄の入り口が歪んでます。色々物足りないところがあります。

今回、画面に要素の多いわりに、紙が小さく、さばき切れませんでした。

(紙が大きかったら描けてたんかい、っていうとそうでもなさそうですが...)

 

また、ほんとの現地でのスケッチでは人間は止まってくれないので、普段のクロッキー力(素描のちから)が問われると思います。

 

でも、こうやって描く過程を残しておくと面白いもんだなとは思います。

歪みや、現実とは違う陰影も、「絵ならでわ」の良さでもあるかなと、

人に見せるような絵が描けたとは思えないものの、自分なりに「得るもの」があったとそれなりに満足して、今回は終わりたいと思います。

自己の満足はそれなりに満たされました(笑)

 

ということで、今日もご覧になっていただきありがとうございました。

 

(またお会いしましょう)